自分らしく学びたいことを学びに!
牛尾 梨紗子さん
総合理工学研究科 繊維学専攻感性工学ユニット
留学期間:2022年9月~2023年8月
留学先:ライプツィヒ大学
留学先大学について
ライプツィヒ大学はドイツ国内で2番目に古い歴史のある大学で,Humanityの分野が盛んなように思われました.化学も歴史的に有名だそうです.物理学は英語のみでのコースがあると聞きました.語学コースも有料ですが充実しています.
私は主にスポーツを通して現地学生と仲良くなっていました.ライプツィヒの大学以上の人が参加できるスポーツコースがあります.定期的にスポーツ大会が開催されており,選手として参加し,楽しむこともできます.私は日本語学科の友達とバレーボールの大会に出場して最下位でしたが,非常に楽しい経験をすることができました.
ライプツィヒ大学に留学するいいことの一つに,日本語学科の存在があると思います.JAALという学生会があり,定期的なタンデムマッチング会(語学交換パートナーを見つける会)が開催されます.もちろん堅苦しくなく,友達として言語交換しながら遊ぶことだってできます.大学内の勉強だけの生活は意外に味気ないかもしれませんが,日本語学科に仲間ができることで,安心できる場がもてて,留学生活を充実したものにできると思います.
学習面について
前期は英語でのディスカッション力を鍛える授業,英語の総合的な力を伸ばすための授業,ドイツ語初級の授業を受けていました.私は途中で受講をやめてしまいましたが,社会学マスターのセミナーは教授との問答形式で授業が進んでいく非常に高度なものでした.エラスムス学生が受講するということもあり,意欲にあふれる刺激的な授業が開講されていました.実力がみあえば,ぜひ受講を続けてみたかったです.ドイツの大学生は,授業で友達を作る...といったことがあまりないらしく,基本的に静かなので,気の合う友達を作るのは少しチャレンジングかもしれません.
後期は自分の興味である,美術・建築・インテリアデザインを体感するために北欧などへの旅行に時間を使いました.博物館の資料をじっくり読んで吸収しようとすると大変労力がいりますが,テキストで見る何倍も体感として得られることがあったと思います.また,副次的ですが,基本的に英語での展示説明になるので読解スピードが自然と早くなりました.語学練習はタンデムや友達との英会話で継続していました.その方が授業にでるより楽しいし,上達が早くなる気がしました.
生活について
ライプツィヒは中くらいに大きな町だと思いますが,非常に自然が豊かでゆったりとした生活が送れることが魅力だと思います.夏は町中心から40分ほどで行ける湖で暑さをしのいだり,気分転換にプラプラと大きな公園を歩いたり,美しい川辺を歩いてリラックスするのがおすすめです.また,中心地から少し離れたKarl-Heine StrasseやKarl-Liebknecht-StrasseはライプツィヒらしいDIYやグラフィティがあふれる緑いっぱいのおしゃれなストリートです.歩くだけでうきうきしてくるので非常におすすめ.私が将来住みたい場所の一つです.さらに幸運なことに,ライプツィヒには日本の家(das Japanisch Haus)というコミュニティースペースのようなものが存在し,そこでライプツィヒ在住の日本人や,日本語学科の学生,その他さまざまな人たちと出会うことができます.新たな縁から新たな興味がわいたり,面白い情報をもらえたりして生活がどんどん豊かに楽しくなるので,ライプツィヒに行くならマストで日本の家を訪れてください:)
留学で得たこと
非常に多くのことがありすぎて,すべてを上げきることはできないですが,一番印象に残っていることは,自分を出せる友達,環境を見つけることが,より元気で新たな挑戦に踏み切れる秘訣じゃないかということに気づいたことです.私は運よくライプツィヒで気の良く合う素晴らしい人たちに出会うことができました.たくさん話をする中で,自分のしたいことがクリアになるし,それに向けて動き出すエネルギーも高まる気がします.そんな人たちに出会うためには,怖がらずに環境を変えることが必要だし,自分を表現する力も必要だと思います.気負うことはないかもしれませんが,より自分の追い求める方向へ動いていくには,素直な自己表現と,友達を大切にすること,その時間を作るためにやることやりたいことのマネジメントをうまくすること(できるようになりたい!)が大切かなと思いました.
後輩へのアドバイス
大学から英会話を始めた私は,大学院1年目にやっと長期留学にこぎつけるマインドを持てましたが,様々な可能性を最大限に生かして,より自分らしい進路を選べるようにするには,大学3年次での長期留学が最適ではないかと思います.私は長期留学に対して,希望しか見ていなかったので,不安で動けないという気持ちはわかりませんが,自分が長期留学に行く自信がないのなら,学校のプログラムでも,民間のプログラムを使っても構いません,1か月の短期留学に行ってみるなど,ハードルを下げて少しずつ挑戦できる段階を上げていってみてください!紆余曲折あれど最終的には思い描いていたものに届くことができると思います:)留学経験は何も語学が上達することだけが目的でなくともいいと思います.生活の過程でコミュニケーションそのものについても成長がありますし,自分が望んでいることに対してのプロセスを選択する力もついたと感じます.生活の場を変えることで思いがけなく素敵な友達に巡り合うことができますし,それに伴って見える世界ももちろん広がります.それはより自分らしい将来の選択につなげることができます.少しでも留学に興味があるなら,もう飛び込んでしまいましょう!頑張っていればおのずと応援を得られて,なんとかなります!
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